- 2016.12.23
- 今日のワイン
2016年試飲した中で印象に残った南アフリカワイン
以下、今年印象に残ったワインです。
新しいワインが中心です。
他にもありますが、キリが無いので極力絞りました。
あくまでも、私、バイヤーとしての個人的な印象です。
従って、これらのワインが良く売れたとは限りません。
私好みのワインが中心です。
ご参考に。
<総合評価>
1位:ポールクルーバー・セブンフラッグス・シャルドネ2015(写真上)
(コメント)
2016年は新商品も沢山ありましたし、既存商品の新ヴィンテージも含めて、
いつも以上に沢山のワインを試飲しましたが、私の中では、このワインがズバ抜けて独走1位でした。
南アフリカには沢山の優秀なシャルドネがありますが、小売5000円前後のシャルドネでさえも、
このセブンフラッグスには全く歯が立たない、南アフリカのトップ・シャルドネの1本と言えると確信しました。
2014年VTも試飲してましたが、2015の方が更に上を行っていると思いました。
これこそ、南アフリカを代表し、ブルゴーニュとも競争できるワインではないかと感じました。
<新商品部門>
1位(同率):ストーム・フレダ・ピノノワール2014、デイビッド&ナディア・グルナッシュ2015
3位(同率):カノンコップ・ポールサウアー2012、カノンコップ・ピノタージュ2006、
(コメント)
順位を付けるのが非常に難しく、従って同率になってしまいました。
南アフリカのピノノワールは、ブルゴーニュと比べてもまだ層が薄いと思っていますが、
それでもストームとの出会いは、今後の南アフリカのピノノワールの未来に期待を持てると
感じることが出来ました。
デイビッド&ナディアは、作り手の才能と今後のポテンシャルを感じる、
出会って良かった本当に印象に残る素晴らしい生産者でした。
カノンコップのワインは、大御所らしい伝統と揺るぎない安定感を感じさせます。
長期熟成を想定した20-30年後の先を見据えて醸造している作り手ですね。
<1501-3000円のコストパフォーマンス賞>
1位:グレネリー・グランヴァン・シャルドネ2013&同エステート・リザーブ・シャルドネ2014(名称変更)
2位:グレネリー・グラスコレクション・カベルネフラン2014(2017年1/23週~発売予定)
3位:ワーウィック・ファーストレディ・ロゼ2016
(コメント)
正直、グレネリーの力は同価格帯のワインと比べても頭一つ抜けています。
明らかにレベルの違いを感じさせます。このワインを超えるワインを探すのは非常に難しいのでは?
と思ってしまいます。天晴な生産者で、2017年もグレネリーの勢いは止まらないでしょう。
<1500円以下のコストパフォーマンス賞>
1位:リーベック・カベルネソーヴィニョン2015
2位:リーベック・ピノタージュ・ロゼ2016
3位:リーベック・シュナンブラン2016
全てリーベックになってしまいましたが、どれもフルーティで口あたりが良く、
親しみやすい味わいで、多くの人から支持を得ています。
2017年も益々伸びると思います。
そう言えば、先日新しく試飲したリーベック・ヴィオニエ2016も大変美味しかったです。
2017年3-4月頃発売予定です。ご期待下さい。
以上。