飲む人も造る人も幸せに。「マスダの南アフリカワイン専門店」では、環境にやさしい、社会貢献活動に力を入れた、高品質な数々のワインをご紹介しています。

南アフリカワイン日記

最近の南アフリカワインについて思うこと(3)シュナンブラン

シュナンブランは、南アフリカでは、最も栽培面積が多い、

同国の「顔」的な品種です(2014年時点でブドウ全体の約18%)。

背景には、17世紀後半にフランスのロワール地方から移民してきた人達が

このシュナンブランを南アフリカに持ち込み植えられました。

と言うことで、南アフリカには昔からシュナンブランが多いんですね。

 

南アフリカのシュナンブランは、豊かな酸味と果実味、ややふくよかなボディを持ち、

少しシャルドネ的な要素も持つ、つまり、フランス・ロワール産のシュナンブランとは、

違ったタイプのワインと言っても良いと思います。

従って、フランスと単純比較するというよりも、むしろ、独自の品種的なワインと

理解した方が良いでしょう。

 

ということで、ライバルがないのは良いですが、その分、マーケットが小さく、

南アフリカワインの輸入元としては、独自で、もしくは共同で

プロモーションして行かなくてはなりません。

 

南アフリカのシュナンブランの主要産地は、

何と言っても古木とブッシュヴァインが多い、

そして、才能豊かな優れた生産者の多い

①スワートランド、

を筆頭に、そして、酸味と果実味の安定したバランス力のある

②ステレンボシュ、

ややふくよかなタイプの

③パール

などの地区です。下記参照。

https://masuda.southafricawine.jp/about/?page_id=12

 

南アフリカのシュナンブランは、

●樹齢30年以上の古木も多い。

●スワートランドには、スワートランド・インデペンデント・プロデューサーズ(SIP)

という独自の組織もあり、シュナンブランなどスワートランド地区のブドウに

注力している団体がある。https://swartlandindependent.co.za/

従って、この地区からは、才能豊かで素晴らしいシュナンブランを作っている

生産者がどんどん出てきていて、今後も目が離せない。

■スワートランドのシュナンブラン:

https://masuda.southafricawine.jp/about/?page_id=12#chiku1

という点で、まだまだ高品質なシュナンブランが生まれてくるということで

今後も注目すべきである。

 

シュナンブランが面白いのは、樽で熟成させる物と樽無しのフレッシュな物、

辛口から甘口、極甘口まで、そしてスパークリングも作られるという、変幻自在な品種です。

合わせる料理も、シーフード、野菜、鶏肉や豚肉、ハーブ系料理、寿司、天ぷらなど、

洋食、和食、中華、アジア系料理など、大変幅の広い便利な品種です。

 

飲食店に営業に行った時は、

「メニューにシュナンブランを1-2種入れておくと様々な料理に合わせやすいですよ。」

と、提案しますし、

主婦向けのセミナーでは、

「冷蔵庫にシュナンブランを1本入れておくと何にでも合わせやすいので便利ですよ。」

ということを伝えています。

■色々なシュナンブラン:

http://southafricawine.jp/?mode=grp&gid=1244408&sort=p

ということで、皆さん、「冷蔵庫(セラー)に1本、シュナンブラン!」

ヨロシクね。

 

今年は、10/31-11/4に、南アフリカのPIWOSA(南アフリカのプレミアムワイン生産者の団体。

11社所属)のワインセミナー(講師:南アフリカのキャシー・ヴァン・ジルMW&大橋健一MW)が、

東京、大阪など、日本4都市で開催されます。

その際にもシュナンブランが1つのテーマとして語られますので、

お時間ございます方は、是非、こちらにも参加してみて下さい。

詳しい日程と時間、会場が分かりましたらまた案内します。

PIWOSA:http://www.piwosa.com/

 

 

 

 

 

 

 

 

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