- 2016.6.20
- 今日のワイン
2014カノンコップ・カデット・ケープブレンド
8日かけて試飲。
開けたては若々しく、果実味がやや強く、
軽やかなフルーティな味わい。
黒系果実の風味が勝る。
日が経つにつれ、しっかりと、重く、
重心も下に下がり、落ち着いてくる。
カベルネソーヴィニョンが混ざっているからだろうか?
後半に伸びてくる様子。
8日目に、このワインの真の価値を見出せた。
カベルネソーヴィニョンは、ぶどう品種の中では
最も遅く収穫し、ワインになってからも開くのが
一番遅い方の品種。
慌てて飲んでしまってはもったいない。
ゆっくりと開いてきても、芯の力強さは失わない。
これこそ、カベルネソーヴィニョンの真骨頂。
比較的フルーティで、柔らかさとスパイスの風味を
持ち合わせたピノタージュを中心に、
カベルネソーヴィニョンとメルロ、カベルネフランを
ブレンドさせたケープブレンド。
じっくりと時間をかけて向き合うことで、
このワインの良さを楽しむことができる。
このワインを飲むと、無性にミートソース、
ボロネーゼのパスタを食べたくなる。
イタリアレストランの皆さん、よろしくお願いします。