- 2016.6.7
- 今日のワイン
グレネリー各種いい感じになってきたね。メイ婦人の野心とは?
グレネリー・輸出部長、ニックさん来日で改めて各種試飲。
商品情報は、下記クリック。
http://southafricawine.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2018240&sort=p
①グラスコレクション・シャルドネ2013→2014VTに移行。
14VTも変わらず良い。酸のしっかりした素晴らしいシャルドネ。夏はコレがいい。
②グラスコレクション・シラー2011
キメの細やかな綺麗なワイン。北ローヌ系。夏は少々冷やして飲んでも良い。
素晴らしいね。
③グランヴァン・シャルドネ2013
昨年入荷した時よりも樽香が少々薄れてきて、先月5月以降いいバランス感になっている。
よくムルソー系と言われる。個人的にも私が納得する理想系に近づいてきた。
このヴィンテージは、もう少し在庫確保しておくべき。
④グランヴァン・レッド2009
こちらも昨年入荷した時期より、こなれてきた。いい感じ。
今で6年の熟成を経ているが、あと5-10年は熟成しそう。
⑤レディメイ2011
5月でもまだ閉じていた。桜で言えば、つぼみの状態だった。
「このワイン、いったいいつ開いてくるんだろう?」と、
思っていたが、ようやく2-3分咲きになってきた。
それでもまだ満開になるには時間を要するが、随分飲みやすくなってきた。
これからもっと開いて美味しくなってくる。それも赤ワインの楽しみの一つ。
グレネリーは、これで樹齢10年なんで、5-10年後が益々楽しみやね。
樹齢は大事やけど、輸入元としてもっと大事なのは、
「若くても高い次元でワインを作れる技術とセンス、ビジョン」
を持っているワイナリーと一緒に組めるかどうか?
野球のドラフトで言えば、まだ若い高校生やけど、
今のうちに取っておいて、3年後くらいにレギュラー取ってくれたら?
みたいな思いとよく似ている。
当社がグレネリーを扱ってから今年で3年目。あっという間にレギュラーになったけど。
ワインというのは、林業が孫のために植林するような気の長いビジネス。
今植えたブドウですぐ儲けることはできない。
だからこそ10年先、20年先の為に、今、投資をする、確固たるビジョンがいる。
改めて、ボルドーで200年もワイン作ってきた人達のセンスは違うなと感じる。
オーナーのメイ夫人は今年で91歳。
「ステレンボシュの、このシモンズバーグが最高のカベルネであり、ボルドーブレンドにふさわしい場所」
と、信じて止まない。
あれだけの名声をボルドーで築きながら、普通は南アフリカで0から新しいワイン作る?
それも当時78歳で。そんな決断できない。
それほど、この土地に惚れ込み、全てを売却して南アフリカにやってきた。
そして今でも現役で活動している。
「あと5年くらいで南アフリカのトップ5に入る存在になる」とのこと。
この言葉、覚えておこう。