飲む人も造る人も幸せに。「マスダの南アフリカワイン専門店」では、環境にやさしい、社会貢献活動に力を入れた、高品質な数々のワインをご紹介しています。

南アフリカワイン日記

グレネリー各種いい感じになってきたね。メイ婦人の野心とは?

グレネリー・輸出部長、ニックさん来日で改めて各種試飲。

商品情報は、下記クリック。

http://southafricawine.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2018240&sort=p

 

①グラスコレクション・シャルドネ2013→2014VTに移行。

14VTも変わらず良い。酸のしっかりした素晴らしいシャルドネ。夏はコレがいい。

 

②グラスコレクション・シラー2011

キメの細やかな綺麗なワイン。北ローヌ系。夏は少々冷やして飲んでも良い。

素晴らしいね。

 

③グランヴァン・シャルドネ2013

昨年入荷した時よりも樽香が少々薄れてきて、先月5月以降いいバランス感になっている。

よくムルソー系と言われる。個人的にも私が納得する理想系に近づいてきた。

このヴィンテージは、もう少し在庫確保しておくべき。

 

④グランヴァン・レッド2009

こちらも昨年入荷した時期より、こなれてきた。いい感じ。

今で6年の熟成を経ているが、あと5-10年は熟成しそう。

 

⑤レディメイ2011

5月でもまだ閉じていた。桜で言えば、つぼみの状態だった。

「このワイン、いったいいつ開いてくるんだろう?」と、

思っていたが、ようやく2-3分咲きになってきた。

それでもまだ満開になるには時間を要するが、随分飲みやすくなってきた。

これからもっと開いて美味しくなってくる。それも赤ワインの楽しみの一つ。

 

グレネリーは、これで樹齢10年なんで、5-10年後が益々楽しみやね。

樹齢は大事やけど、輸入元としてもっと大事なのは、

「若くても高い次元でワインを作れる技術とセンス、ビジョン」

を持っているワイナリーと一緒に組めるかどうか?

 

野球のドラフトで言えば、まだ若い高校生やけど、

今のうちに取っておいて、3年後くらいにレギュラー取ってくれたら?

みたいな思いとよく似ている。

当社がグレネリーを扱ってから今年で3年目。あっという間にレギュラーになったけど。

ワインというのは、林業が孫のために植林するような気の長いビジネス。

今植えたブドウですぐ儲けることはできない。

だからこそ10年先、20年先の為に、今、投資をする、確固たるビジョンがいる。

 

改めて、ボルドーで200年もワイン作ってきた人達のセンスは違うなと感じる。

オーナーのメイ夫人は今年で91歳。

「ステレンボシュの、このシモンズバーグが最高のカベルネであり、ボルドーブレンドにふさわしい場所」

と、信じて止まない。

あれだけの名声をボルドーで築きながら、普通は南アフリカで0から新しいワイン作る?

それも当時78歳で。そんな決断できない。

それほど、この土地に惚れ込み、全てを売却して南アフリカにやってきた。

そして今でも現役で活動している。

「あと5年くらいで南アフリカのトップ5に入る存在になる」とのこと。

この言葉、覚えておこう。

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